本立寺-韮山代官江川家菩提寺

本立寺山門 本立寺本堂

大成山本立寺山門本堂
江川邸正門より東南三町の金谷区に江川家菩提寺の本立寺(ほんりゅうじ)がある。
現在の本堂は昭和3年4月8日に入仏式を行い完成したもの。

上人像 本立寺縁起

▲縁起と上人像
弘長元年(1261)日蓮上人伊東に流罪の時、江川家16代当主江川太郎左衛門英親(ひでちか。後に英久)が、親しい江間の住人中務三郎右衛門頼基が鎌倉勤番の折にそれを伝えた。英親は伊東の上人へ謁し信徒となって、真言宗から日蓮宗に改宗した。
翌年江川邸修復の節に上人が直筆の火伏の曼荼羅と自刻の木像を与える。
英親73歳の春に身延山に登詣、上人に優婆塞日久と法号を授けられた。

嗣子英方(ひでまさ)遺命により新たに大乗庵を邸内に建て宗祖像を安置した後
永正3年(1506)6月に24代英盛(ひでもり)が邸内の大乗庵をこの金谷村に移し、本立寺を創立し日澄上人を開山とした。

富士山と江川担庵像 江川家墓地

江川坦庵の像江川家墓地
富士山を望む場所に江川坦庵の像が在る。
本堂裏には江川家墓地があり七百年歴代の墓碑が並ぶ。
一段目の中心に開山優婆塞日久の墓、最上段に源英龍・源英敏・源英武の墓碑。

36代江川英龍の墓 37代江川英敏の墓 38代江川英武の墓

日蓮宗本山 大成山本立寺
所在地:静岡県伊豆の国市韮山金谷268-1

■■韮山代官江川家と担庵■■